柏市民劇場CoTiK『異聞・たぶんかぐや姫』<終了しました>

平成22年度 富里近隣センター主催 生涯学習事業とみさと子ども演劇祭「P-1グランプリ!」参加公演
柏市民劇場CoTiK『異聞・たぶんかぐや姫』<終了しました>
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代表・松本が昨年「劇団 太陽と水」にて参加したイベントに今度はCoTiKにて!

西暦890年代には存在したと言われる日本最古の物語作品「竹取物語」を再構成。アナタはこの物語の真実をどれだけ知っていますか? これが、CoTiKによる新解釈版です。

団員と相談した結果、「楽しい演目をやろう」という事になりまして面白おかしいハチャメチャな作品に挑む事に。ひとまず出演者8人に対して登場人物が100人を超えていて、稽古で更に増加中! そういうハチャメチャ加減です。

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2010/07/31 「異聞・たぶんかぐや姫」本番!

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本番を終えて自分がみんなに言ったのは「今回は70点」でした。

それぞれが請け負った役目を果たし切れていなかったから。出演者もそうですし、演出家である自分もそうでした。今回は稽古への参加率が微妙な状態で、全員が集まる時間が思いのほか確保出来なかった。それによって作品のまとまり具合を上げ切れず完成度に難があったと思っています。特に今回は破天荒な作風だったからこそまとまり具合は重要だった。
別団体の方からは『一日限りの子どもイベントに本気の作品を作ってきて驚いた』という趣旨の言葉を頂きました。当然です。一日限り。この一回が面白くなかったらそれで終わりなのです。客席にはこれが初めての観劇となる子もいるであろう事を考えれば、絶対に負けられない勝負だったのです。『演劇って面白いね。また観たい』と思って欲しかった。
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詰まらなかった訳ではないのです。しかし、まだやれる事がいくらでもあった。その残りの部分を埋める為には各自の加点が必要だったものの、今回は「稽古で作ってきたものを失敗しない様に最後までこなす」という状態。結果的に出てしまった失敗が減点になるのみ。加点が欲しかった。その為にはもっと強気で挑めるだけの自信が必要で、それはつまり稽古不足だったと言うしかない。「終わったねー。楽しかったねー」で終わってしまってはそこから先に繋がらない。だから終演後に団員達には70点だった事を伝えました。もっと出来たであろう可能性を自分達で損じてしまった事、この不完全燃焼な気持ちを忘れない様に。もっと面白く出来たし、もっと楽しい思いをさせてあげられた。その確信があるからこそ悔しい結果だった。それを伝えられるだけの関係で今回のメンバーと作品に挑めた事については誇らしく思っています。

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こなっちゃん(渡辺小夏)は学業専念の為に今回で卒業。
普段は寡黙なようでいて、しかし一度ジャニーズの話になるとテンションが最大限に上がっていた彼女の姿はきっとずっと忘れないと思います。

2010/07/24 本番一週間前!

松本です。

今日の稽古は夕方から。
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衣装合わせ中。

出来れば昼頃から夜までみっちりやりたかったものの、集まり具合の問題と松本自身の予定の為。都内で自分が書いた演目が上演されているので観に行っていました。出演者は某演劇養成所の生徒が中心で、松本の友人が講師であり演出を担当。彼とは約10年前に同じ学び舎で過ごして以来の縁です。今でも演劇のどれだけを知ったのかよく分からないところではありますが、10代の頃の本当にまだ演劇の何もしらなかった松本を知る数少ない存在。あの頃はお互いに学ぶ一方の身だったのが、今ではそれぞれ演劇で教えたり伝えたりする立場になっています。お互いにあれからの時間で他者に分け与えられるだけのものを得ていたのだなと感慨深いものがあります。CoTiKで共に活動した人々が何年もしてからこんな風に昔を懐かしむ様になったら良いなと思いつつ、その為にはまず未来を思うより目の前にある今やるべき事をしっかり達成させていかないと。
台本を手渡して3回目で立ち稽古(台本を手にしながら実際に動く)を始めて、それ以降はひたすら返し稽古(同じ部分を何度も繰り返す)を進めています。何度も繰り返して台詞と動きを役者の体に馴染ませながら、「余計な部分」を増やしています。要はネタというべき、台本には書いていない一言台詞や動き。稽古を進める上で足したほうがいいと思えるものを足したり、役者が台本の台詞をこなす事に慣れたのが演ずる事自体の安心感として出てしまわない様に。
料理に例えると脚本家はレシピを書く人で、演出家は実際に作るシェフ。作る料理自体が変わらずとも、味付けは素材の状態を見ながらいくらでも調整していけます。今回は元のレシピ自体がかなりごった煮な状態なので、足せるものもかなりたくさんあります。まぁ、盛り過ぎない様にしないと予定の上演時間を大幅に超えてしまうので気を付けないといけないのですが。
「異聞・たぶんかぐや姫」はドタバタしていて内容もかなりのおふざけな演目。だからこそ稽古はしっかりやらなければ。初めからふざけるのが目的ではただの手抜きと一緒です。、真面目に作り込むからこそ余裕が生まれて、その分ようやくふざけられるので。本気で立ち向かう残り一週間。

2010/07/17 水曜日と金曜日の話。

松本です。

今回の稽古は土曜日のみの週一回から開始しましたが、7月に入ってから水曜日と金曜日も追加になりました。

水曜日は土曜日の稽古と同じ様な進め方で、金曜日は団員ミキティ宅での自主稽古の日。お茶とお菓子を楽しみながらゆるりとやってくれていいよって感じの稽古日です。松本が別件で行けない事が多いものの、いないほうがやりやすい部分もあるんじゃないかなと。普段の稽古は演目を完成させる為の稽古として進めているので、こちらではお互いに遣り取りしながら演目への理解と交流を深める稽古として進められたらなと思っています。前回公演『往信~返事の来ないラブレター~』の時に「ここでも稽古がやれるんだな。しめしめ」と味を占めたのもあります。とはいえ、お互いの自宅に招いて生活を覗き見たら距離感は縮まるかと。そもそも招いてもいいと思える相手になっている時点で相当距離感は近いのですが。

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あと、金曜日は小道具の準備についての話し合いも。今回はたくさんのキャラクターを演じ分けるのにあたって、「1キャラ1小道具」という目印を用意しました。人によっては15役くらいあったりするので、内面的に役作りをしても流石に客席からはどれがどの役か分からなくなる可能性があります。なので基本衣装は簡素なものにして、「その役の時にはその役を連想させる印象的な小道具を身に付けたり手にしている」という分別化をしました。ちょっとネタバレすると、例えばかぐや姫は綺麗な着物を着ています。石作皇子(いしづくりのみこ)は石を、車持皇子(くらもちのみこ)はミニカーを、右大臣安部御主人(うだいじん あべのみうし)は牛乳パックを持っています。そんな感じ。その他、登場する全員分の小道具を何にするか決めてその用意をする為の話し合いも金曜日に進めています。

願わくばこの金曜日に演出家の想像を超えるアイデアが出て欲しいものです。

2010/07/10 増殖中!

松本です。

急に暑くなりましたね。

今年は段々と暑くなるステップを飛ばして急に最盛期を迎えてしまったので体が付いていけず例年よりも体調不良の方が増えているそうです。自分のでも救急車で運ばれる方が出てしまっています。皆様お体にはご自愛くださいませ。

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今回の演目「異聞・たぶんかぐや姫」は執筆当初からとにかく登場人物をたくさん出すのが念頭にありました。理由は色々とありますが、まず劇中に新たな人物が登場すれば物語に広がりが出るので。勿論もっと一人一人に比重を置いた濃厚な作品を書く事も出来ました。広さよりは深さというか。しかしその場合、内面描写に特化した作品になりそうな気がしたのです。今回は子ども演劇祭への参加という形ですから、心理の裏を読むとか難しい事をしないで分かりやすく観られる作品にする事を選びました。あと、観ていてドキドキする感じ。簡単に言えば「ドタバタさせたかった」。単純に舞台上への人の出入りがたくさんあるともう見た目にもドタバタしますからね。ちょっとしたネタバレですが、劇中には30秒で20くらいのキャラクターが登場する場面もあります。全編を通して最もドタバタしている所になるでしょうから、ご覧になった時にも『あ、ここか』と分かると思います。

で、とりあえずたくさん出したいなと思って書きました。この時点では思っていただけでちゃんと数えながら書いていた訳ではありません。まだ増やせそうなので稽古をしながら更に登場人物を増やしています。何人かまとめて登場する場面に追加登場させてみたり、全く新しい人物として登場させてみたり。公演終了後、結局何人になっていたか発表したく思います。多分、当日のお客様の人数よりは多くなるんじゃないかな。通常は催し事に際して「出演者より客のほうが少なかった」は笑えないギャグみたいなものですが、今回に関してはむしろ本気のギャグになるように取り組んでいます。ので、笑ってくださいませ。

2010/07/03 台本調整。

松本です。

今日は台本の調整を。

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前回の稽古で時間を計ったらかなり長かったので、バッサリ要らない台詞を削ります。一気に10行くらい削る部分もあれば、一つの台詞の中で5文字くらいだけ微妙に削ったり。前者の削り方は「ここはなくても本編に影響ないかな」とか「読んでもらって耳で聞いたら意外と面白くなかったな」とか、演出側の都合。対して後者はその台詞を言うのが合っているかどうかの役者側での都合です。





内部事情をあっさりバラすと、今回のネックは全員集合する稽古がほとんどないという事。これがプロ志望の団体であれば他の何に変えても演劇活動に最優先に労力を割く様に律する事が出来ますが、CoTiKは市民劇場。それぞれの日常である市民生活を破綻させる様な事になってはいけない。とはいえ中学生から年金生活者まで幅広い世代が揃った今回の座組み(公演に向けて集まった人々を「ざぐみ」と言います)。学校や仕事の都合で夕方もしくは夜から出ないと参加できない人もいれば、逆に日中のほうが空いている人もいたり。台詞を覚えるだけなら一人でも出来ない事はないものの、台詞の読み合わせ以上になると問題が生じ始めます。台詞を口にする言い方や間には個人ごとの癖があるので、代役を用意して稽古を重ねてもいざ本人が相手だと感覚が変わって上手くいかない。何よりその場面や台詞に付いての解釈や情報をみんなで話し合った時に誰かが不在だった場合、後からもう一度説明しても同じ空気感や温度で伝えるのは非常に困難。飲み会や友達との集まりで盛り上がった話を別の場所で改めて話すと上手く伝わらなくて滑ったりしませんか? 松本はしょっちゅうあります。お酒は飲まないけど。
そういう意味で稽古一回ごとの一期一会。みんなで一つのものを作る為に重ねていった諸々の成果が本番の舞台に乗ります。至極真っ当で当たり前の事を言いますが、稽古でやった事以上のものは成果に現れないのです。その上で、緊張や体調の具合によってはどんなに必死に挑んでも成果が優れない可能性もある。つまりは稽古はどれだけやっても遣り過ぎる事はないのです。

今回の成果がどうなるか。当日に富里近隣センターにて目撃されてください。

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